「空輸中映像のオープンデータ化-CC-BYな空中写真を皆さんに-」 という発表をしました。撮影地への空輸中にも撮影をして、その成果を誰もが使えて再配布可能なCC-BYのオープンデータとして公開している取組の紹介(ちずらぼさんのBLOGより引用)です。
移動中もったいないなあという意識、足元に拡がる解像度∞のリアルGISの感動を共有したいという思いから、この取組を始めました。
昨年9月には空輸で通過した鬼怒川増水後の映像をオープンデータ化しましたが、そのデータを世界のマッパーの方がオルソ化してくれ、災害復旧に役立てて頂けました。オープンデータ化してたが故の、利活用例も出てきて、嬉しい限りです。
ちなみにオープンデータ化の箱としては "Mapillary" というサービスを使ってます。Mapillary はスウェーデンにあるスタートアップが開発したジオタグ付きの写真を共有するサービスで…OSM (OpenStreetMap)の編集時に直接利用することが可能…です(JA:Mapillary - OpenStreetMap Wiki より)。
応用例としては、鬼怒川の事例のように災害復旧への利用は勿論、国土の平常時の姿を随時、Geographic オープンデータとして蓄積していくことで、防災面に役立てることが可能と考えます。例えば火山が噴火した時に、噴火前の映像があれば、比較ができるといったように。その他の応用としては、航空写真の処理を含む講習での教材としての使用なども考えられます。
“飛んだら撮っておく、業務に関わらない範囲でオープンデータ化”
そんな流れを、空の世界に作れたら面白いなと考えています。
今回、審査員特別賞/社会貢献賞なんてのを頂きました。頂いた賞に恥じないよう精進したいと思います。
更に後で、国土地理院長と審査委員長がブースに来てくださって、ぜひこれでムーブメントを起こしてください。海外でも発表したらいいと思いますと、大変、モチベーション上がるお言葉も頂けました。これは非常に嬉しかったです。
@chizulabo さん写真ありがとうございました
以上、大変、充実のイベントでした。主催者の方々を始めとして、皆さまどうもありがとうございました。
弊社オープンデータのことについては会社HPにも具体を書いています。http://www.skymap.co.jp/opendata.htm
スカイマップ株式会社 http://www.skymap.co.jp/