3月後半に日本生態学会第63回仙台大会に行ってきました。話を3つほど。
○まずUAVや空撮をテーマにした自由集会で、空輸中の映像をオープンデータ化している話をさせて頂きました。
発表スライドなど詳しくは弊社HPに載せましたが、何より嬉しかったのは、翌日の衛星リモセンの集会で、「ヘリ映像をオープンデータ化してる話を聞いた!衛星も考えていこ!」と僕の発表が話題に上がっていた(らしい)ことです。いろんな人に聞いて頂けたようで、行った甲斐が大いにありました。
--- 実機操縦士から見たドローンの安全について---
・とにかく上空側(実機)からは見えないので怖い。
・レーザーの仕事で河川を飛ぶ前に、航空局に申請するが「今日はドローン飛んでいるので注意してね」って言われるが、見えないから、どうしようもできない。局としても、注意喚起はしましたよ!以上のことはできず、なんともと。
・ヘリは思っているより脆いことを知っておいて欲しい。回転部分が多く、テールローターにPhantomなどがあたれば、すぐ墜落の危険。ラジコンを乗用車が轢いてしまうのとは違って、すぐに大事故に繋がる。
・高度について、ドローン搭載の安価なGPSで本当に正確に150m以下を守られるのかが心配。余裕を持っておいて欲しい。
・UAVの高度は150mより下、ヘリの高度は150m以上、150mではかぶっている。怖い。
・さらに正確に言えば、実機は航空法上、高度150m以上ではなくて、障害物から150m離れることとされている。言い換えると、水面の上や、自然の上など、150mより下がることはある。
・固定翼の測量はまあまあ高度確保するケースが多いが、ヘリの測量は500ft(150m)も普通にやっている。
・本当はドローンは100mまでとかにして欲しいなぁ。
・極論としては、ヘリの音が聞こえたら飛行をやめておいてほしい。
※以上、ドローンについて決して否定的ではなく、むしろ肯定しているからこその意見として。CC-BY 4.0です (コピペ自由)。 でも、あくまでお茶しながらの話を勝手に僕の言葉でまとめただけなので、くれぐれもその程度にお願いします。
○最後にその他
大学の同期がシンポジウムでコメンテーターとして壇上に上がってました。立派でした。すごい。
恩師とは一瞬しか会えず、また来てたであろう後輩にも会えず、ちょっとやり残しもありますが、新しい出会いも多く、年度末の充実した出張となりました。
最後に、今回の発表にあたり、いろんな人にお世話になりました。ありがとうございました。